海の水戸岡作品で小豆島へ

水戸岡鋭治さんと言えば、九州新幹線 「つばめ」、 「A列車で行こう」 、「ななつ星in九州」、和歌山電鉄「たま電車」、京都丹後鉄道「あかまつ」「あおまつ」・・・など、数々の観光列車を手掛けてこられたインダストリアルデザイナー。その水戸岡さんデザインの魅力的なフェリーが、新岡山港~土庄(小豆島)間で運航されている。
その名も「おりんぴあどりーむ」と「おりんぴあどりーむ せと」。
このうち、2019年に就航したばかりの「おりんぴあどりーむ せと」に乗って小豆島へと旅立った。
これまでにないクルーズフェリーをめざしたとウェブサイトに水戸岡さんのメッセージが掲載されているが、本当にこれまで乗ったフェリーでは見たことのなかったような空間で、ウッドデッキにはブランコがあり、最上階の展望デッキにはなんと船上なのにミニトレインが走っている。
船内のラウンジはとても洗練された上質なリラックス空間で、これも水戸岡さんご自身がおっしゃっておられる通り、まさに華麗なる“海上のサロン”。
敢えてクルマをおいて乗ったので、船内で売られていた、好物の地ビール「独歩」(岡山)をいただきながら瀬戸内クルーズ。驚くほど至高の70分間の船旅となった。しかも2020年1月現在、クルマを載せなければ大人ひとり片道わずか1,090円でこの上質なクルーズが楽しめてしまう。
土庄港では「おりんぴあどりーむ」も見かけた。こちらには足湯設備がついている。

航路、カモメがすぐそばまでやってきた。船と並行してこんなに間近でカモメが見られる光景は、年中見られるわけではなく冬ならではの楽しみだそうだ。

>> 「おりんぴあどりーむ せと」詳細